時間軸によって異なるシグナルが出たら? その4

ここまで4回にわたって異なる時間軸で異なる売買シグナルが出た場合のトレード戦略について述べてきました。今回はそのまとめです。

ここでいう異なる時間軸とは、1分足または5分足という短い足と60分足、そして日足という3段階で考えるのが妥当です。その間にある30分足や4時間足なども有効ですが、そのあたりは個人の好みで使い分けてください。

異なる時間軸で違う相場観が示唆されている時は、より長い時間軸のチャートを信用しましょうと述べてきました。やはり短い時間軸だとマーケットノイズが入り込みやすいので鵜呑みにするのは危険が大きすぎます。

理想的なのは異なる時間軸で同じシグナルが出ることですが、それは実際のマーケットでは稀なことです。それだけを狙ってトレードをすればエントリーの回数は極端に減りますが、勝率は極めて100%に近いものになるでしょう。

なかなかそうはいかないのであれば、より長い時間軸を信用しつつトレードをするのが無難です。そして異なる時間軸の結果から結論を出せない場合はエントリーするべきではありません。様子見で、その相場がどうなったのかを見届けてください。

もしポジションを取っていたらどうなっていたか?という検証を繰り返すことによってトレード技術はどんどん上達していきます。

ここまで20回にわたって時間軸とチャートの関係を解説してきましたが、今回で最終回です。皆さんもチャートの時間軸をどんどん活用してFXトレードの勝率アップを目指してくださいね!



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