フィボナッチ・リトレースメント その7


7回目となるフィボナッチ・リトレースメントの解説、今回が最終回です。

38.2%と61.8%という2つの大きな節目が意識されるという不思議な相場のパワーをここまで解説してきましたが、やはりそこには自然界にある不思議な黄金比率の力が働いているのかも知れません。

上昇トレンドの押し目や下落トレンドの戻りなど、必ずしも一方向にいかない相場展開の時、一時的な反対方向への値動きが止まる場所、そこでフィボナッチ・リトレースメントは強く意識されます。そのことを知っていれば押し目買いや戻り売りを仕掛ける絶好のチャンスを何度も拾えるはずです。

ただし、これはあくまでも可能性が高いというだけで、決してフィボナッチ・リトレースメントも万能ではありません。フィボナッチ・リトレースメントに見せかけたダマシもちょくちょく発生しているので、いつものように逃げ足だけはしっかりと確保しておいてください。

ほとんどのFX取引会社が提供しているチャート画面には、フィボナッチ・リトレースメントのラインを簡単に算出できる機能があります。高値と安値のところをドラッグ&ドロップすると、その間に38.2%、50%、61.8%の線が引かれるという具合です。とても簡単なので、ぜひ色々と試してみて下さい。



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