フィボナッチ・リトレースメント その4


フィボナッチ・リトレースメントを利用した相場分析の4回目、今回はたくさんある黄金比率それぞれが持つ特徴について解説していきたいと思います。

23.6%、38.2%、50%など色々な比率があると述べましたが、その中でもとりわけ強く意識されるのは38.2%と61.8%です。その次に50%の半値戻しが意識され、残りの23.6%と78.6%については、一応フィボナッチ・リトレースメントを根拠とするポイントではありますが、実際の相場ではそこまで強く意識されていないように感じます。

上昇トレンドが終わった後や下落トレンドが終わった後など、次の展開を探る時によく意識されるので、本当に下落が止まったり、そこで押し目が入ったり、反転したものの再び黄金比率の水準で相場が反転したりと、何かと投資家に意識されることが多いので、前回高値や安値との間にある38.2%と61.8%は意識しておく必要があるでしょう。

それでは、次回は実際にあった相場展開をもとにフィボナッチ・リトレースメントが意識された結果、その通りに相場が動いたという事例をご紹介したいと思います。それを知ると、この不思議なテクニカルチャートのことをもっと理解してもらえるのではないかと思います。



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